観葉植物をご自宅に置いている方、虫対策はお済ですか?
一般的な植物に比べて花の甘い香りや蜜などがないため、虫対策をやっていない方も多いと思います。
これらの要素は確かにないですが、観葉植物であっても虫による被害が多い現状であり、お部屋に置く際は虫対策が必要といえます。
今回の記事では「虫による観葉植物の被害について」「ご自宅で出来る虫対策」についてご紹介しますので今回の記事をみていただいて対策を検討していただければと思います。
■虫による観葉植物の被害について
虫による被害は虫の種類によって異なりますが、基本的に観葉植物に対して悪影響をもたらすことがほとんどです。
葉に付く虫を餌とした別の虫による二次被害に繋がる危険性もあります。
観葉植物につく虫で代表的な虫を紹介します。
1.ハダニ
名前にダニと付いていますが蜘蛛の一種であり、糸を張って生物集団を作る特性があります。
葉に口針を刺し、養分を吸い取る害虫として認知されています。
乾燥した場所を非常に好み、気温が高くなると繁殖スピードが早くなるため、増殖しやすい種類になります。増殖が進み拡大することにより、植物の生育に悪影響を及ぼし、徐々に株から枯れていきます。
2.カイガラムシ
小さなダンゴムシやワラジムシに似た姿をしているカイガラムシは観葉植物の茎や葉などに加え幹にも生息する虫であり、養分を吸い取るため害虫として認知されております。
成虫になることにより、カラが分厚くなるため、殺虫剤の効き目が悪くなります。
種類にもよりますが、成長することにより、観葉植物に固着する個体が非常に多く、放置した時間により、駆除が非常に難しくなります。
厚いカラに覆われる前の幼虫の段階で駆除することをおすすめします。
3.アブラムシ
水玉のような形状をしたアブラムシは家庭菜園や畑など屋外で発生しやすい害虫です。
そのため、室内に置くことが多い観葉植物に付くことはあまりありませんが、ごく稀に外から観葉植物に付くことがあります。
また、繁殖は雌一匹でも可能であるため、観葉植物に対しては危険な虫ともいえます。
観葉植物から養分を吸うため、植物の生育に悪影響をもたらします。
アブラムシ特有の分泌液により「すす病」にかかることもあるため、早めの駆除が必要になります。
4.コナジラミ
畑でよくみられる害虫であり、気温が高く乾燥した場所であればどこでも発生します。
幼虫は葉の養分を吸い取り、生育に悪影響をもたらします。
アブラムシ同様に分泌液により「すす病」や「ウイルス病」を引き起こす場合もあり、葉はベタ付き次第に黒く変色していきます。
多発すると枯れる原因になるため、注意が必要です。
5.コバエ
観葉植物に直接被害はありませんが大量に発生しストレスを感じさせる、人にとっての不快害虫として認知されています。
湿った土の中で繁殖し、繁殖力が非常に高いため、幼虫の段階で駆除することをおすすめします。
また有機物が多く汚れている場所を非常に好む傾向があるため、観葉植物の周りだけでなく、キッチンやトイレなどにも対策が必要になります。
■ご自宅で出来る虫対策
ご自宅での対策方法は観葉植物を購入後によく綺麗にする、有機質肥料や土の匂いをカバーする、お酢や怠避剤を散布する、植木鉢を清潔に保つ、害虫が付きにくい観葉植物を選ぶなど、
様々な方法があります。
購入前から注意することや虫を発見した際に対策出来る方法まで様々なため、専門家に相談してみるのも良い手かもしれません。
■最後に
今回、虫による観葉植物の被害や対策についてご紹介しました。
現在困っている方や購入を検討している方がいらっしゃいましたら、当社にご相談いただければと思います。
今回の記事を見ていただき、多くの方が観葉植物との生活を満喫出来ればと思います。